無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

確定診断までの経緯その⑤ S病院のクリニックへ

J病院での一連の出来事から、別の病院への鞍替えを決意しました。

妻とも話をしましたが、妻としても同じ意見でした。

で、どこにするか。

 

そもそも、初めの段階ではS病院にしようとしていた訳ですが、紹介状も無しに、いきなり行くのも気がひけます。

だからと言って、また例の職場近くのクリニックに行く気にもなれません。

 

どうしたもんかと思っていたんですが、少し前に別の検査で行った事のあるS病院のクリニックが普通に外来を受け付けている事を、妻が調べてくれました。

 

「ここ行けば、その後、普通にS病院に行く事になるんじゃない?」

 

職場に電話をくれた妻に礼を言うと

 

「ととは仕事中で忙しいだろうから、代わりに予約しといてあげる」と。

 

本当に有難い。

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2017年3月1日(水)の朝、S病院のクリニックへ向かいます。

一般内科の受診です。

 

担当の医師に、これまでの経緯を説明しました。

 

「うーん、そうですか。しかし、何で形成外科だったんですかねぇ」

 

その医師によれば、僕の場合、ファーストチョイスは血液内科で、セカンドチョイスは耳鼻咽喉科だろうという意見でした。

形成外科という選択は「無くはない」程度。

また、血液検査を行なっていないのは「理解に苦しむ」レベルとの事。

 

まぁ、医師も色々ですし、それぞれ、ご主張もあると思いますので、僕が何をもって「正しい」とするか、言及するつもりもありません。

ただ、患者側として、納得した上で検査や治療を受けるのは僕の権利です。

 

「では、この後、採血室へお願いします。次回、その結果を見てみましょう。それから、エコー検査を行いたいので、予約を入れておきましょう」

 

こういう言い方は変かもしれませんが、全体的に「そうそう、こうでなくっちゃ」という感じの診察で、僕としては、少なくともJ病院よりも、このクリニックの方を支持したいですね。

 

採血室へ行くと、何と(ちょっと記憶が曖昧ですが)8本も採血するとの事。

まぁ、多分、5mlとか10mlとかの採血管で8本ですから、大した量じゃないのかも知れませんが、普通の健康診断の時は3本位だった気がするんで、少しびっくりしました。

 

しかし、採血とか留置針の穿刺って、本当に技術の差が出るなぁと思います。

今日(2017年7月12日)の時点で、僕も既にかなりの回数、静脈穿刺をされていますが、痛い人と痛くない人の差が、かなりあります。

ちなみに、この日、採血して頂いた方は、非常に上手な方でした。

 

「採血、上手いですね」

 

僕がそう言うと、看護師の方は

 

「そんな事ないですよ。普通です」

 

と謙遜されてましたが、こういう技術は、もっと評価されてしかるべきだと思います。

 

医療業界で、よく聞く聞かれる言葉に

 

「患者のQOL」とか「低侵襲」

 

といった物があります。

 

こういう言葉は、概して、大きな手術や治療に対して語られる事が多いようです。

が、実は、採血時を含む、静脈穿刺時の患者のストレスって、回数が多いだけに、結構、馬鹿になりません。 

 

ミシュラン3つ星の店」とか「ビール達人の店」とかありますけど、例えば「静脈穿刺マイスター制度認定病院」とか。

 

うーん、分かりにくいんで「注射の上手な看護師さんがいる病院」とかの方が良いな。

 

いや、別にふざけている訳じゃなく、ちゃんと技術に注目して、もっと評価して欲しいんですよ、本当に。

 

採血終了後、会計を済ませ、職場へ。

 

尚、明細書を見ると「sIL-2R」という腫瘍マーカーが検査項目に入っています。

勿論、これだけで断定的な事など言えませんが、まぁ、担当医としては、悪性リンパ腫を疑っていると言って良いでしょうね、恐らく。