無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

確定診断までの経緯その⑥ S病院クリニック再診

201738日(水)晴れ。

3月1日に受けた血液検査の結果を聞く為、S病院のクリニックへ向かいました。

 

診察室に入ると、挨拶もそこそこに担当医から検査結果を聞かされます。

今回の検査項目は39項目にわたったのですが、結果としては、その内の5項目が基準値を外れていました。

ただ、医師によれば「いずれもわずかに基準値を外れる程度で、明らかに問題となるような数値ではありません」との事。

 

今回、基準値を外れた5項目は、いずれも身体に何らかの炎症がある場合に反応する項目で、その事自体は首に腫れがある現在の状況としては特に違和感は無いそうです。

が、それよりも医師としては血小板が大きい事の方が気になるのだとか。

 

実は僕は以前(かれこれ10年位前)から、年に一度受診している健康診断の血液検査で毎回異常が指摘されます。

基本的には貧血傾向である事と、血小板が大きくて数が少ない事が問題視されるのですが、その状況に特に変化があるという訳ではない為「要経過観察」という状況がずっと続いているのです。

 

その事を医師に伝えると「なるほど・・・そういう診断が出るようになってから、血液内科で診察を受けた事はありますか?」と聞かれました。

 

「いや、ちゃんと受診した事は一度も無いですね」

 

そう僕が答えると、医師からは「うーん・・・仮に今回の首の腫脹に大きな問題が無かったとしても、一度、血液内科で詳しく診てもらった方が良いですね」と言われます。

まぁ確かに、ずっとイエローカードが出続けていた訳ですからね・・・首の腫れの原因が何であるにせよ、近日中に一度きちんと診てもらう事にしましょう。

 

それはそうと、今回の血液検査の結果からは確定的な事は分からないという結論です。

よって、次回はエコーによる検査を行ない、もう少し詳しく調べる事になりました。

検査が受けられるのは最短で2週間後の3月22日という事でしたので、その日に予約を入れ、診察室を出ます

が、その時、ふとJ病院でMRI検査を予約していた事を思い出しました。

 

「あの、先生、J病院でMRI検査の予約をしたままになってるんですが、キャンセルしても構いませんかね?」

 

そう聞いてみたところ、医師からは「検査はいつの予定ですか?」と聞かれます。

 

「えーと・・・来週の金曜、317日です」

 

「それなら受けておいた方が良いと思いますよ。仮に今からMRI検査を受けようとしたら最短でも1ヶ月後くらいになっちゃうでしょうから。もちろん我々も参考になると思いますので、結果が出たら教えて下さい」

 

うーん、やはりMRI検査は割と待たないと受けられないものなんですね。

まぁ、そういう事なのであれば、とりあえず今回は医師の勧めに従い、J病院のMRI検査は予定通りに受ける事にしましょう。

 

このクリニックは(というより多分に医師の問題だとは思いますが)J病院と比べると診察内容が遥かに納得出来ますし、スピードも速い方だとは思います

が、それでもエコーの検査を受けるのに2週間もかかる事に実は少し驚きました。

 

検査を受けるのに時間が掛かるのには様々な理由があるのだとは思いますが、兎にも角にも、医療現場の諸状況はあまり芳しくはないのだろうと思わざるを得ません。

 

とは言え、患者の立場としては色々と不安でもありますし、もう少しスピーディーに物事が進んで欲しいというのが正直なところではあるんですが、何とかならないものなんでしょうかね・・・。