無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

抗がん剤治療その③ ABVD療法2クール目前半

2017年7月14日(金)晴れ。

完全に夏の天気です。

もうこれ、梅雨開けてるんじゃないですかね?

 

さて、今日はABVD療法3回目です。

総合受付を済ませ、まずはオンコロジーセンターへ。

 

いつものように、まずはラインを取ってもらいます。

この時もそうなんですが、S病院では、何か行なう度に、名前と生年月日を言わなくてはなりません。

で、いつものように生年月日を告げたんですが、何と、この時に担当して頂いた看護師さんが僕と全く同じ生年月日である事が分かってビックリ。

 

僕もそうですが、その看護師さんも、これまで全く同じ生年月日の人に会った事は無かったそうです。

 

ちょっと調べてみた所、理論上、僕と同じ生年月日の日本人は5,128人ほど存在するはずです。

で、現在の日本の人口が127,000,000人ほどですから、24,766人に1人、0.004%の割合で同じ生年月日の人が存在します。

 

一説によると、人が一生(80年)のうちに「何らかの接点」を持つのは30,000人、ある程度の話をしたりするのが3,000人位なんだそうです。

仮に、この数字が正しいのだとすれば、今回のような体験をする確率は約1/8、12.5%という事になりますね。

 

一見、大した事のない数字のようにも思えますが、一生のうちに同じ生年月日の人と(実質的に)出会えるのは8人に1人だけなのだと考えると、意外と珍しい事なのかも知れません。

「だからどうした」と言われても、それ以上の事は何も無いんですが。

 

ちなみに、僕と同じ生年月日の有名人には、女優の鈴木京香さんがいらっしゃいますが、その看護師さんも当然その事をご存知だったのには少し笑いました。

 

尚、5月31日というのは「世界禁煙デー」でもあります。

はい、これもどうでも良いですね。

 

この日は口腔外科の定期診断も入っていますので、採血後、血液検査の結果が出るまでの時間を利用し、口腔外科へ向かいます。

口腔外科では、特に問題は指摘されませんでしたが「口の中が乾きやすい体質」との事で、うがいを頻繁にするように言われました。

 

尚、抗がん剤治療中のうがい薬としては「イソジン」のようなポピヨンヨード系の物は使わない方が良いそうです。

 

口腔外科の診療後、血液内科へ。

最近の体調について、主担当医に以下の点を伝えます。

 

睡眠障害が続いている事

・手足の痺れが強くなって来ている事

・前回の抗がん剤治療後に血管痛が10日以上続いた事

 

睡眠障害については、とりあえず、睡眠薬ブロチゾラム」を処方してもらう事に。

これは「レンドルミン」のジェネリック医薬品ですね。

まずは、これを飲んで様子を見るように言われます。

 

手足の痺れに関しては、特に処置はありません。

これは、自然に症状が治まるのを待つしかないとの事。

 

ちなみに、以前、別のクリニックで処方してもらった「メチコバール」を飲んでも構わないかと聞いてみると、特に問題無いとの回答。

気休めにしかならないかも知れませんが、一応、飲んでみようと思います。

 

血管痛に関しては、とりあえず今回から右腕にラインを取る事にしたので、それで様子を見るしかありません。

主担当医としては、一応、ダカルバジンの調剤時間や遮光等について注意するよう、改めて指示しておくとの事でした。

 

血液内科での診察を終え、再びオンコロジーセンターへ。

いつも通りの手順で治療は進みます。

 

お昼を過ぎて、お腹が減って来ましたが、今日は前回の反省を踏まえ、おにぎりとお茶を持参しました。

ブレオマイシンの滴下開始が13時過ぎで、終了まで30分ほどかかりますので、その間に頂くと丁度良いですね。

 

そして、いよいよダカルバジンの滴下。

看護師さん達には念入りに遮光して頂き、ホットパックも沢山持って来て頂きました。

 

皆さんには色々とお気遣い頂いて、本当に感謝です。

 

結果なのですが、今回は、ダカルバジンの滴下中も、また滴下後も、特に血管痛は出ませんでした。

正直、右を使うのが初めてだったという事も大きいとは思いますが、とりあえず、血管痛が出なかった事は本当に良かったです。

 

今のところ、4回目(最後)も、右を使う予定。

この調子で、何とか乗り切れると良いですね。