無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

放射線治療9回目

2017年12月11日(月)晴れ。

ここ最近は少し肌寒い天気が続いていましたが、今日は久し振りに暖かいですね。

 

いつもの様に着替えを済ませた後、リニアックの部屋へ。

今日の技師の方は男性1人と女性1人です。 

 

以前の記事にも書いた通り、放射線治療の際は、まず治療台の上に横になった後、技師の方に身体の位置を手で調整されます。

今日、位置の調整を担当されたのは女性の技師の方だったのですが、僕の身体に触れる際、その方に「手が冷たくて申し訳ありません」と言われます。

 

bonyoh.hatenablog.com

  

僕の場合、上半身裸の状態でリニアックの台の上に横になりますので、体の位置の調整の際は、両脇腹の辺りを直接触れられる事になる訳なのですが、今日の技師の方の手は確かに冷たくて、少しビックリしました。

 

勿論、そんな冷たい手で触られて、僕としても気分が良い訳ではありません。

が、その手の冷たさは、僕の気分などさておき、ちょっと心配になる位のレベル。

血行障害も重篤化すると痛みが出たりする場合もあるそうですからね・・・大丈夫なんでしょうか?

 

それ以外は特に何事も無く、放射線照射は無事に終了しました。

 

今日は月曜日ですので、担当医による診察があります。

着替えを終えて少し待っていると名前を呼ばれ、診察室へ。

 

担当医から、体調に変化はあるかと聞かれましたので、左の頬から鎖骨の辺りにかけて、つまり放射線照射範囲の皮膚に若干の違和感がある事を伝えました。

 

具体的には、感覚が鈍くなって来たのと、若干引きつるような感じが出て来ています。

日焼け後の感じに少し似ていますが、ヒリヒリしたりなど、痛みがあるという訳ではありません。

 

また、味覚に関して、酸味を強く感じるようになったかも知れません。

 

実は昨日、いつも食べているブリーチーズを口にした所、やけに酸っぱく感じました。

妻に「今日のチーズって、いつもより酸っぱくない?」と聞いてみたところ「いや、いつもと同じ味だけど・・・」との答え。

これはちょっと変ですね。

 

その後、少し味覚に注意を払ってみたところ、酸味が全然無い物、例えば水を飲んだり、白米を食べたりした場合に酸っぱく感じるような「異常」は無いのですが、酸味のある物を口にすると、その酸味が通常よりも強く感じられるようです。

また、酸味以外には、特に変わったところはありません。 

 

味覚障害が発生する可能性は事前に伝えられていましたので、この現象も放射線の影響によるものかを担当医に聞いてみましたが

「う〜ん、そういう症状はあんまり聞いた事は無いんですが、もしかしたら放射線の影響かも知れませんし、そうじゃないかも知れませんけどねぇ」

という何の身にもならない答えが返って来ました。

 

口の中も診察されますが、現在の所、若干乾燥気味ではあるものの、その他の異常は見られないとの事。

勿論、痛み等もありません。

担当医には「この調子なら、もしかしたら口の中はあまり荒れずに済むかも知れませんね」と言われました。

 

最後に、リンパ節の触診です。

前回同様、かなり念入りに触診していましたが、今回も特に何も言われませんでした。

 

副作用として確実に出ると言われていた襟足の脱毛も、まだ発生していません。

医師によれば「もう少ししたら抜けると思いますけどねぇ」との事ですが、突然抜け始めるんでしょうか。

 

抗がん剤の副作用と思われる皮膚の痒みはしつこく続いていますが、放射線による目立った副作用は今のところ出て来ていません。

あと6回、何とか持ちこたえてくれると良いのですが。