無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

放射線治療11回目(と久しぶりの血液内科)

2017年12月13日(水)晴れ。

 

今日は3週間ぶりに血液内科の診察が入っています。

総合受付で出て来た受付票を見ると、血液検査もあるようですので、まずは採血・採尿室へ向かいました。

 

唐突かも知れませんが、僕は以前、穿刺に対して特に苦手意識とか恐怖心は特に持っていませんでした。

しかし、ここ一年ほどの間に経験した事により、現在の僕は、採血を含む穿刺に対して恐怖心を持ってしまっています。

 

採血室には7人〜8人が同時に採血を行なえるカウンターがあり、準備が整った順に看護師さんから受付番号を呼ばれ、採血されるようになっています。

進行状況から、本日、僕の採血を担当して頂く看護師さんは2名に絞られました。

どちらの方も、何度か採血をして頂いた事がある看護師さんです。

 

 一人は非常に穿刺が上手い方で、もう一人の方は真逆なんですが、果たして、どちらの看護師さんに呼ばれるんでしょうか・・・・・

結果は、上手な方の看護師さんで、正直に言ってホッとしました。

 

とは言え、これからも何かにつけて穿刺は避けられない訳ですし、いつも腕の確かな方に穿刺して頂くとは限らない訳ですから、穿刺に対する恐怖心は克服しなければなりませんね・・・。

 

それから、自分で書いておいてなんですが「もう一人」の看護師さんに関しては、以前、僕の担当をして頂いた際に「たまたま2回連続で上手く行かなかった」だけで、普段は上手なのかも知れません(し、きっとそうなんだと思います)。

ただ、大変申し訳ないとは思うんですが、僕としては経験上、そういう風に思わざるを得ない事をご理解頂けますと幸いです。

 

さて、採血終了後、血液検査の結果が出るまでの間に放射線腫瘍科で治療を受けます。

今日の技師の方は男性2名と女性1名ですね。

 

放射線照射は、いつも通り、何事も無く終了。

その後、血液内科へ向かいます。

 

採血してから1時間ほど経っていましたので、あまり待たずに診察を受けられると思っていたんですが、甘かったですね。

今日の血液内科は、これまでで一番じゃないかと思うほど非常に混んでいて、この時点から更に40分ほど待たされた後に、ようやく名前を呼ばれて診察室へ入りました。

 

主担当医によれば、血液検査の結果は非常に良好で、基本的には全く問題は無い事を告げられます。

唯一、問題となるのは血小板数が少ない事なのですが、これは元々の体質でもある為「要経過観察」という扱いになりました。

 

また、最近の体調についても聞かれましたので、放射線の影響と思われる症状以外の事として、以下の2点を伝えます。

・蕁麻疹のような症状が身体の各所に出て痒みがある事

・主として手足の感覚が鈍い状態(末梢神経障害)が若干進んだ事

 

皮膚の痒みに関しては、既に皮膚科で診てもらっていますので、そちらでの対処に委ねるとして、手足の感覚が鈍い状態に関して、何か改善策は無いのかを聞いてみました。

 

主担当医によれば、この症状に対しては特に有効な治療法等がある訳ではなく、時間をかけて正常に戻るのを待つしかないとの事。

まぁ、期待はしていませんでしたが、予想通りの回答ですね・・・。

 

この症状は、特に生命にかかわるようなものでもありませんし、生活して行く上で大きな問題となるほどの事ですらありません。

そういう訳ですから、医療従事者の立場としては、この症状の解決の優先度が低い事は分かります。

 

でもね、ご存知ないかも知れないんですが、実は結構、地味にキツイんですよ?

 

やっぱり、自分の身体が「おかしくなっている」という事を日常的に実感する症状ですし「有効な治療法が無い」となると「一生、元には戻らないんじゃないか」などと思い始めます。

また、抗がん剤治療が終了しているにもかかわらず、徐々に症状が進行しているという状況は、心理的にもジワジワと来るものがあるんですよねぇ・・・。

 

すみません、愚痴でした。

 

次回の血液内科の診察は2週間後、12月27日(水)の予定です。

主担当医によれば、その時は、余程の事が無い限り、今回の悪性リンパ腫の治療終了の確認になるとの事でした。

 

うーん、まだ放射線治療が終わっていない段階で、そういう事を言われるのには若干の違和感があるんですけどねぇ・・・。