無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

妻の誕生日(厳密には翌日)の話

2018年3月11日(日)晴れ。

 

今日は朝起きてから鼻水がずっと出ていて、全く止まる気配がありません。

とは言え、熱など他の症状がある訳ではありませんので、病院へは行かずに市販薬を飲んで様子を見る事にします。

 

僕は花粉症持ちではないんですが、妻が「絶対、今年から花粉症になったんだよ」としきりに言うので、初めてアレルギー性鼻炎の薬(アレジオン)を買ってみる事に。

半信半疑で飲んでみましたが、予想通りと言うべきか、全く効きませんね・・・。

 

さて、どうしたものかと悩んでいたところ、今度は娘が「気持ち悪い」と言って泣き出しました。

実はこの数日、娘は時折「気持ち悪い」と言う事があったのですが、特に体調に大きな変化がある訳ではなかったので、様子を見ていました。

が、泣いたのは初めてでしたので、さすがに娘の方は病院で診てもらう事にします。

 

土日の救急は相当待たされる事を覚悟していたんですが、何と幸運な事に、受付を済ませて10分で診察室へ呼ばれました。

しかも、いつも診てもらっている小児科の先生が当直という幸運。

こんな事もあるんですね。

 

診察の結果、とりあえず胃腸薬と吐き気止めを飲んで様子を見るように言われます。

僕の見立てでは便秘が原因じゃないかと思うんですが、さて、処方された薬で改善するでしょうか。

 

その後、いつものスーパーへ買い物に出掛けます。

が、買い物の最中も鼻水がひどく、たまらずスーパー内の薬局コーナーで風邪薬(ベンザブロック)を買って、その場で飲みました。

 

持っていたポケットティッシュもすぐに使い切ってしまったので、ティッシュもレジを通してすぐに使うという有様。

いや、これは本当にひどい状態です。

 

早々に買い物を切り上げ、やっぱり救急に行こうと思ったのですが、帰宅した頃に鼻水が止まって来ました。 

「アレジオン」が全く効かずに「ベンザブロック」が効く訳ですから、やはり花粉症ではなかったと言う事なんでしょうね。

兎にも角にも、救急へは行かずに済みそうです。

 

帰宅してしばらくすると、娘のうんちが4日ぶりに出ました。

その結果なのか、処方された薬が効いたのかどうかはわかりませんが、それから少しすると気持ち悪さは無くなったようです。

 

それでは(唐突ですが)約束の焼き鳥に連れて行きましょうかね・・・。

 

実は、前日は妻の誕生日で、娘は数日前から「お母さんの誕生日には美味しい焼き鳥を食べてお祝いしたい」と言っていました。

が、気持ちが悪い状態では外食は出来ませんので「気持ち悪いのが治ったらね」と言っていたんですが、症状が改善した事により、娘は「治ったから焼き鳥に行きたい」と。

 

まぁ、約束ですからね・・・少し考えて、銀座の「鳥よし」へ行く事にします。

 

人気店ではあるものの、まだ早い時間(17時)だったので特に予約や確認の電話はせずに行ったんですが、あいにく今日は全て予約で埋まっているとの事。

が、2階にある姉妹店の「宮新」であれば席が取れるとの事なので、そちらへ案内してもらいました。

 

こちらには初めて伺いましたが、個室に案内してもらった事もあり、子連れだと「宮新」の方が良いかも知れませんね。

味の方も「鳥よし」の姉妹店だけあって美味しく、娘も沢山食べています。

 

気持ち悪さから、娘はここ数日あまり食欲が無かったんですが、いつもの調子が戻って来たようでホッとしました。

妻も非常に気に入ったようですし、良かったです。

 

食事の後、資生堂パーラーに寄ってケーキを買って帰ろうかと思ったんですが、行ってみると売り切れが多かったので、松屋銀座へ向かいました。

地下の洋菓子ゾーンで迷いに迷っていた妻と娘でしたが、最終的に「アンリ・シャルパンティエ」のザッハトルテを選択。

 

娘は生クリームが苦手なので、ちょっと意外な選択でしたが、帰宅して食べてみたところ、生クリーム以外は非常に美味しかったようです。

もしかすると、これからは「ザッハトルテ、生クリーム抜きで」とか、牛丼屋みたいな注文をするようになるかも知れませんね。

 

ケーキを食べた後は、プレゼントに買ってあった「ヘアビューロン」を渡します。

僕としては「非常に胡散臭い」と思っているヘアアイロンなのですが、かねてから妻が非常に欲しがっていた製品であった為、物凄く喜んでいました。

 

まぁ、こういう美容系の製品って、使っている人の自己満足みたいな所もあるんでしょうし、そこも含めた価値を勘案しないといけないんでしょうけど・・・やっぱり僕としては、釈然としませんね。