禁煙の影響か抗がん剤の影響か
2017年6月19日(月)晴れ。
気温が30℃を超え、暑いです。
抗がん剤治療開始後、初出社です。
骨髄抑制によって免疫力の低下が始まっている筈なので、これからはマスクの着用が欠かせません。
実は、僕はマスクを着けるが大嫌いで、これまで、余程の事が無い限り、マスクをした事がありません。
それだけに、みんなから「珍しいですね」とか「どうしたんですか?」と聞かれます。
会社としては、僕が悪性リンパ腫になった事については、当面の所、みんなには伏せておく方針です。
いつ、どういう形で明かしますかね・・・。
さて、この日は禁煙6日目です。
以前の記事「禁煙の方法について自分なりに思う事」でも書いた通り、既に72時間は経過していますので、ここからしばらくは記憶の中のタバコとの闘いですね。
僕の会社にはクリーンエア・スカンジナビア社の喫煙ブースが設置してあります。
これは非常に優れ物で、排煙ダクト等の工事が不要であるにもかかわらず、正しく使用すればタバコの煙がブース外に漏れず、フィルターで完全浄化されるという製品です。
なので、オフィスの中にブースを設置しても、室内の空気を汚す事無く、喫煙者と非喫煙者が同居出来る訳です。
メンテナンスフィーは決して安いとは言えませんが、業務効率を考えれば、費用対効果は大きいと思います。
ブースでは、喫煙者が談笑しながらタバコを吸っています。
あの「場」に参加出来なくなったのは、本当に残念でなりません。
近年、タバコって嫌われてますよね。
まぁ、それに対して、この記事でどういう言うつもりはありません。
が、タバコは、喫煙という「場」における情報の収集及び伝播(場合によっては指示を含む)という観点で、非常に優秀な機能を持つ製品(及び文化)だと思います。
これに対し、生粋の非喫煙者からは
「そもそも我々はタバコを吸った事が無いが、それでコミュニケーションや情報の不足を感じた事は無い。故に、タバコがコミュニケーションツールとして有用であるという言説は喫煙者の戯言である」
的な意見が聞かれます。
はっきり言いますが、それは、喫煙者のコミュニティに属した事の無い人間の戯言なんですよ。
論証の根拠となるべき比較データを欠いた上での言説ですので「妄言」と言っても良いかも知れません。
僕は両方の立場を経験している訳ですが、公平に見て、少なくとも「情報」という観点では、喫煙の「場」には非常に大きな価値が存在する思います。
ところで、この時点で、僕が身体に感じる症状の中に、以下のようなものがあります。
【睡眠障害】
長い時間、連続して眠る事が出来なくなりました。
連続して眠れるのは最長でも3時間程度です。
また、これに伴い、日中に眠気に襲われる事も多くなりました。
【末梢神経障害】
主に手足、それから口の中に若干の痺れを感じます。
その一方、皮膚感覚は鋭敏になった感じもあり、この2つが共存する理由が良く分かりません。
【浮遊感】
何と言うか「フワフワして地に足が着かない」ような感覚があります。
「身体の周りに見えない膜がある」ような感じと言っても良いかも知れません。
これらは、抗がん剤の影響か、禁煙によるも影響かが分かりにくいです。
抗がん剤の副作用や禁煙の離脱症状について、身を以て体験した事を書こうと思っていたんですが、この2つを同時にスタートしたのは失敗でした。
ちなみに、禁煙について、もしかしたら役に立つかもしれない情報を一つ。
僕は2017年6月14日に入院した時から、食べ物や飲み物によって、禁煙の離脱症状等(記憶による喫煙欲を含む)が緩和出来ないかを模索し、実際に色々な物をテストして来ました。
個人的な結論としては、タバコを吸いたくなったら
・アーモンドチョコレートを食べ
・一緒に冷たい水を飲み
・深呼吸をする
というのが、体験上、最も効果が高いと思います。
この理由については、機会があれば、別の記事で書いてみたいと思います。
ちなみに、一般的に良く言われている「ガム」「飴」「ミントタブレット」等は、個人的には、むしろ逆効果であるように感じました。
尚、アーモンドチョコレートについては色々な種類の物を試しましたが、2017年6月時点では、明治から出ている「アーモンドチョコレートカカオ70%」がおススメですね。