無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

それは禁煙「うつ」なのか抗がん剤「うつ」なのか

2017年7月7日(金)晴れ。

ようやく、このブログの執筆開始時に追い付きました。

 

この日、職場でデスクワークをしていたんですが、夕方頃、どうしても仕事をしている事が辛くなって、職場を飛び出してしまいました。

どういう風に「辛い」と感じたのかは、上手く表現出来ません。

 

実は前日の木曜には、朝起きても仕事に行く気がせず、急遽、自宅作業に切り替えたという出来事もありました。

 

僕は仕事柄(主にシステム開発系の業務で)、夜中に自宅で作業をする事も多々ありますので、大抵の仕事は済ませられるような環境は自宅に整えています。

 

その日(つまり7月6日木曜日)の業務内容的には、自宅作業でも問題が無い物ばかりだったので、奇しくも、その環境が役に立った(?)形だったのですが、我ながら、あまり褒められた行動とは言えませんね。

 

とにかく、木曜の件にしろ、この日の件にしろ、こういう気分は初めての事で、自分自身、少なからずショックでした。

 

しかし、職場を飛び出したものの、一体どこへ行くか。

少し悩んだ結果、会社の車に乗って、職場近くの路上パーキングメーターに駐車する事にしました。

 

車を駐めてシートを倒し、目を閉じます。

FMラジオからは、社会人のリスナーからのお悩み相談や日々の報告なんかが、とりとめもなく流れて来ます。

そういう話や、合間に流れて来る音楽なんかを聞くとも無しに聞いいていると、だんだんと落ち着いて来ました。

  

こういう精神状態と、最近、僕が感じている体調の変化には、一定の関係があるのかも知れません。

体調の変化の理由は、恐らく抗がん剤の影響と禁煙の影響だと思います。

 

この日は、禁煙を開始して約3週間になりますので、まだ禁煙による離脱症状の影響がある(人によっては影響がピークに達する頃の)筈です。

 

抗がん剤治療と禁煙を同時に開始したせいで、ちょっと因果関係が分かりにくくなってしまっている部分はありますが、具体的な現象としては、以下の様なものです。

 

【恐らく禁煙と抗がん剤のどちらにも影響されているもの】

[末梢神経障害]

・主に手足の痺れです。口の中にも軽い痺れを感じる時もあります。

睡眠障害

・寝付いても大体1時間半で起き、その後3時間位は寝られません。

 従って、1日の睡眠時間は、上手く行っても大体3時間程度になります。

・上記の影響もあるとは思いますが、日中に強烈な眠気に襲われます。

[倦怠感]

睡眠障害と無関係とは言えませんが、とにかく身体がダルいです。

 あまり身体に力が入らない感じがします。

[軽いふらつき]

・何と言うか、軽く地に足が着いていない感じがします。

 

【恐らく抗がん剤にのみ影響されているもの】

味覚障害

・主に単純な塩分と、コショウに対する感受性が鈍くなっているように感じます。

[血管痛]

・明らかにダカルバジンの影響です。睡眠障害とも深く関係していると感じます。

 

尚、これらの身体的症状から発生する精神状態の変調を、最近では「禁煙うつ」とか「抗がん剤うつ」とか言うようです。

 

実は僕は、大学生の時に社会心理学を専攻しており、その関係で、精神医学もそれなりに勉強しています。

なので、最近の「うつ」にまつわる諸事情等に関しては、正直、言いたい事が山ほどありますし、僕としては「うつ」という言葉を、簡単には使って欲しくありません。

が、それについては、また別の機会にします。

 

さて、そして何故かこの時、趣味車に乗って首都高を走りたいと思いました。

 

以前の記事「小田原へ」で、僕がある趣味車に乗っている事に触れましたが、その車に乗って首都高を走りたい(正直に言えば、少しスピードを出して走りたい)と思ったのは初めての事で、その事実も僕を少なからず動揺させました。

実際に走る事はありませんでしたが、こういう思考には気を付けないといけません。

 

bonyoh.hatenablog.com

  

更に妻からは「最近、明らかに酒量が増えている」との指摘も受けています。

これについては、僕にも自覚はあり、正直、睡眠障害との兼ね合いも大きいのですが、やはり気を付けなければいけませんね。

 

やっぱり、少し精神的に病んでるのかなぁ・・・。