無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

PET-CTの結果

2017年11月8日(水)曇り。

しばらくスッキリと晴れた日が続いていましたが、今日は曇り空です。

気温も最近の中では少し低目でしょうか。

 

この日は、先日のPET-CTの結果と今後の治療方針を聞きに行く日です。

朝、妻と娘と共に、病院へと向かいました。

 

総合受付で受診票を確認すると、血液検査が入っていますので、まずは採血室へ。

採血終了後、血液内科に向かいますが、例によって、結果が出るまで1時間ほど待たされます。

 

診察室へ入ると、主担当医に最近の体調を簡単に聞かれた後

「それで、今日はですね、先日のPET-CTの結果について・・・」

と、すぐに本題へ。

 

これは、前回とは流れが違いますね。

悪くない結果である予感がします。

 

bonyoh.hatenablog.com

 

主担当医は、PCに頚部リンパ節、鎖骨上窩リンパ節、縦隔、肺等の輪切りの画像を次々に表示し、各部の状態を説明して行きます。

そして、結果としては・・・・・

 

「CMR(異常集積の完全消失)」

 

・・・・・悪性リンパ腫が、消えました。

少なくとも、PET-CT上は。

 

血液検査の数値も概ね問題無く、免疫もかなり戻って来ているようです。

感染症や食事等に関しても、もうそれほど神経質になる必要は無いだろうとの事。

 

・・・・・とにかく・・・・・ホッとしました・・・・・。

 

勿論、まだ治療は続きますし、今回の結果は、あくまでもPET-CT上で集積反応が見られないというだけの話です。

それでも、一段落ではありますね・・・・・。

 

妻や私と主担当医のやりとりを横で聞いていた娘が

「おととはオンコロジーセンターを卒業したの?」

と聞きます。

 

これには医師も驚いたようで

「えー!そうだよ。良く分かるね。すごいなぁ」と言うと、娘は

「あー、良かった。じゃあ、もうデカドロンもイメンドも飲まなくて良いねー」と。 

 

これを聞くと、医師は

「え・・・あの、娘さん、4歳でしたっけ?薬の名前を覚えてるんですか?」

と、さすがに少し不気味に感じている様子。

 

娘は何故か薬に対して非常に興味を示し、自分の分は勿論、僕や妻に処方された薬の名前も全て覚えています。

食後には、いそいそと薬を取り出して僕に渡してくれるんですが、何故そんなに薬の事が好きなのかは本当に謎ですね。

 

その事と、娘が最近

「がんの先生になるんだー」と言っている事を主担当医に伝えると

「えー!本当?いやぁ、将来有望だなぁ。頑張ってね!」と、非常に嬉しそうです。

 

余談が過ぎましたね。

 

さて、今後の治療としては、晴れて(?)放射線治療に移行します。

主担当医からは、放射線腫瘍科で今後の手続きをして帰るように言われました。

 

診察室を出た後、放射線腫瘍科の受付に行き、診療の予約を行います。

前回、放射線腫瘍科に来たのはお盆の頃でしたから、およそ3ヶ月ぶりですね。

 

その時の担当医は副医長の方でしたが、どうやら今後は医長が担当する事になったようです。

うーん、担当医って、どうやって決められているんでしょうか?

いずれ頃合いを見て、聞いてみたいと思います。

 

放射線腫瘍科の初回の診察は6日後の11月14日。

受診するのに一週間もかかるというのは意外ですね。

 

受付の方曰く「結構、混み合ってまして」との事でしたが、紹介状も無く飛び込みで来たという訳でも無いのに、そんなに時間がかかるものなんでしょうか?

 

病院を出て、3人で手をつなぎながら帰ります。

妻と娘は「良かったねー」と何度も言いながら、とても楽しそう。

 

二人とも、本当に、ありがとうございます。

放射線治療も初めての事ですし、この先に何が待っているのかは分かりませんが、君達のおかげで頑張る事が出来そうです。