無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

放射線治療14回目(ついに放射線の副作用が・・・)

2017年12月18日(月)晴れ。

今日は放射線照射の前に、担当医による診察が入っています。

 

放射線腫瘍科の受付を済ませ、少し待っていると名前を呼ばれて診察室へ。

まずは担当医から、最近の体調の変化について聞かれます。

 

まず、大きなトピックとして、この週末の間に脱毛しました。

上手く伝わるかどうか分かりませんが、左耳の後ろ辺りから襟足部分にかけて「大きな刃物で削ぎ落とした」ような感じで、直線的に脱毛しています。

 

以前の記事で、左の頬が直線的に変色している事を書きましたが、襟足の脱毛している範囲は、ちょうど頬の変色範囲と同じですね。

放射線が体を透過している事を実感します。

 

bonyoh.hatenablog.com

 

それにしても、あまりにも不自然な脱毛の仕方なんで、ちょっと笑っちゃいました。

ただ、現在は常にニット帽を深々とかぶっていますので、その部分は隠れてしまってるんですが。

 

また、これも以前の記事に書いた通り、僕は抗がん剤治療を開始した時以来、現在でも常にヒゲを生やしている状態なんですが、口ヒゲとあごヒゲも、頬の変色部分にかかっている所は抜けてしまいましたね。

 

bonyoh.hatenablog.com

 

この状態も何だかバランスが悪くて落ち着かないんですが、普段はマスクをしていますので、ヒゲの脱毛に関しても周囲から指摘されたりする事はありません。

 

それから、口の中(左頬の内側)に違和感が出ています。

「違和感」と書いたのは、まだ明確には痛くないからなんですが、これから確実に痛みが出そうな感じがしますね。

 

さらに、皮膚の痒み(蕁麻疹?)も治まっていません。

毎日、痒みで夜中に起きてしまう為、十分な睡眠が取れていない状態です。

まぁ、睡眠障害抗がん剤治療を行なっていた当時から続いていますので、痒みだけが原因なのかどうかは分かりませんが。

 

ただ、最近は何かにつけて「疲れやすくなったなぁ」と感じています。

睡眠障害との因果関係は不明ですが、とにかく、あまり良い状態とは言えませんね。

 

担当医によれば、これらの症状は全て「放射線照射の副作用の可能性がある」のだそうで、そのピークは「治療が終了して1~2週間後になるだろう」との事です。

 

とりあえず、皮膚の問題に関しては継続して皮膚科の方で診療してもらう事にして、口の中のトラブルに関しては、うがい薬(アズノール)と、歯茎と頬の間に挟む錠剤(こちらもアズノール)を処方して貰いました。

 

錠剤に関しては、口の中が青紫色に染まったり、アズノールの味が続いたりして少々不愉快らしいので、明確な痛みが出てから使う事にします。

 

次回の診察は12月27日。

この日は血液内科の診察が予定されていますので、それに合わせて放射線腫瘍科も受診するように言われました。

 

診察終了後は、いつも通りに放射線照射を受けます。

本日の技師の方は男性2人と女性1人。

照射自体は何事も無くスムーズに終了し、オフィスへ向かいます。

 

放射線治療を開始してから約3週間経過し、ついに色々と副作用が出て来ました。

果たして、どの程度まで症状が悪化し、どの位の期間、影響が残るものなんでしょうかね・・・。