無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

悪性リンパ腫治療終了半年後の検査結果(と膵臓の嚢胞について)

2018年7月11日(水)晴れ。

今日は血液内科での診察の予定が入っています。

 

実は先週の金曜日(7月6日)に造影CTの撮影と血液検査を受けており、今日はその結果を聞きに伺いました。

悪性リンパ腫の治療終了後、6か月が経過した時点の状態確認となります。

前回、血液内科を受診したのは2月7日でしたから、およそ5ヶ月ぶりの診察ですね。

 

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診察室へ入った後、まずは最近の体調等についてひとしきり話をしました。

 

相変わらず、味覚障害睡眠障害、また皮膚トラブルも続いています。

味覚障害に関しては基本的に対処のしようが無く、時間をかけて回復するのを待つしかありません。

 

睡眠障害に関しても同様で、睡眠薬等も効きませんでしたし、現在のところは有効な手立てが見つかっていません。

とりあえずの所、睡眠(と言うより寝床に入っている)時間を約11時間ほど確保する事で、ぶつ切れで浅い眠りではあるものの、トータルでは一日5〜6時間ほど睡眠が取れているという感じでしょうか。

 

熟睡出来ない為もあって非常に疲れやすく、日中に眠気に襲われる事もしばしば。

何とか仕事もこなせてはいますが、やはり頭の回転が鈍い感じがしていますし、こちらもなるべく早く回復して欲しいところですね。

 

皮膚の状態に関しては、相変わらず蕁麻疹と貨幣状湿疹が出ており、放射線照射部分の乾燥も続いているという状況です。

今回の診察では、蕁麻疹に対しては抗ヒスタミン薬(ビラノア錠)、乾燥に対しては保湿剤(ヒルドイドローション)を、どちらも少し多目に処方して貰いました。

貨幣状湿疹用の軟膏(メサデルムとヒルドイドを混合したもの)はまだ十分に残っていますので、皮膚トラブルに関しては、これで当面の間は大丈夫そうですね。

 

さて、その後、今回の検査結果を告げられますが、ざっくりと言えば、画像診断の結果としても血液検査の結果としても「問題無し」との事でした。

 

画像上、相変わらず左神経リンパ節や副神経リンパ節の一部が目立ってはいるようですが、これは治療終了後の状態から特に変化をしている訳ではなく、その他の全身リンパ節に関しても腫大は見られないようです。

また、悪性腫瘍で注意すべき脾腫や胸水および腹水等といった症状も見られません。

 

一応、血液検査の結果としては、血小板の数が少ない事が指摘されてはいます。

が、僕の場合、これは悪性リンパ腫に罹患するずっと以前(正確な記録は取っていませんが、少なくとも10年以上前)から見られていた症状で、恐らく体質の問題であると考えて良さそうです。

数値的にも深刻な状況というほどではありませんので、今回も特に問題視はされませんでした。

 

これらの検査結果をふまえ、主担当医からは「悪性リンパ腫の検査としては、今後は造影CTを年に1回、血液検査を年に2回行なう程度で良いでしょう」と言われます。

この点に関しては、とりあえずのところホッとしました。

 

ただ、実は悪性リンパ腫に対する一連の検査の中で、膵臓に5〜10mmほどの嚢胞がある事が判明しており、この点も少し気になります。

 

今回の造影CTの撮影結果に対する放射線科診断専門医のレポートによれば「膵体部に小さな低吸収域が認められます。一度MRCP(MRI装置を使用した胆管や膵管等の撮影)による評価をしてください」との事。

 

この件について主担当医と話したところ「それほど緊急性が高いとは思えませんが、悪性リンパ腫の方も落ち着きましたので、念の為に検査をしておきましょうか」という事になり、2週間後の7月25日に予約を取りました。

 

実は妻は母親を膵臓がんで亡くしており「膵臓に嚢胞がある」という所見が以前からずっと気になっていたようです。

その為、今回きちんと膵臓を調べる事になったのは「もちろん不安もあるけど、やっぱり安心感の方が大きい」との事。

 

まぁ確かに、膵臓の嚢胞はがん化する事もありますので、少し注意して診ておいた方が良いですからね・・・・・何事も無ければ良いんですが。