これまでで最悪の体調
2017年10月25日(水)雨。
2週連続で台風が近付いてますね。
非常に気温が低く、肌寒い一日です。
今日は抗がん剤治療後5日目。
以前の記事「典型的に体調が悪い日」でも書きましたが、僕の場合、体調が最も悪化するタイミングです。
前夜、予防的に妻にマッサージをして貰っていたにもかかわらず、身体中の痛みで夜中に目が覚めてしまいました。
これは間違い無く、今までで最悪の状態ですね・・・まず仕事は休まざるを得ません。
それだけでなく、これはさすがに医師に見てもらう必要がありそうな状態です。
抗がん剤治療後は、初回(1クール目前半)を除き、必ず身体に痛みは出ていました。
この痛みの質としては「ピリピリする」と言うか、割と鋭い感じで、比較的、身体の表面に近い、浅い所が痛みます。
今回も、勿論その痛みはあるんですが、それに加えて別の痛みが出ています。
上手く表現しにくいんですが「身体が絞られる感じ」とでも言うか、何とも言えない痛みで、身体のより深い所に感じます。
先程引用した以前の記事の中で「力が抜けるような」と表現した痛みがある事を書きましたが、それが酷くなった感じとも言え、実際、立ち上がったり歩いたりするのに支障があります。
これは一体、何が起こっているのか・・・。
目が覚めたのは夜中の4時・・・救急に行くかどうか迷います。
ただ、発熱はしていない事と、救急の医師だと検査等が必要以上に煩雑になる事が予想されましたので、通常の診療時間になるまで待つことにしました。
受付開始時刻に合わせて病院へ行き、総合受付で事情を説明して、緊急の診察をお願いします。
予定に無い診察である為、割と待たされる事は覚悟しなくてはなりませんね・・・。
血液内科の待合で待っている間、妻と娘が身体をさすってくれます。
妻と娘には本当に申し訳なかったんですが、さすってもらっていると少し楽なので、つい甘えてしまいました。
その様子を見た血液内科の受付の方々が、看護師さんに掛け合ってくれたらしく、何と処置室を用意してくれました。
「良かったら横になってお待ち下さい」との事。
これには本当に驚きました。
ただ、実は、この日に関しては、何故か横になっている方が辛い状態でした。
したがって、受付の方々や看護師さんには丁寧に御礼を申し上げた上で、その旨を伝え、今回は遠慮させて頂きました。
皆様、お気遣い頂き、本当にありがとうございます。
ほどなくして、ようやく名前を呼ばれて診察室へ。
今朝からの各種症状を主担当医に伝えると
・何らかの感染の有無
・肺の炎症
・多発性筋炎
等を検査するとの事。
また時節柄もあり、その場でインフルエンザの検査をされました。
診察室を出て、まずは採血室へ。
採血と採尿を行なった後、放射線科へ向かい、胸部X線撮影を行ないます。
血液検査の結果が出るまでは1時間ほど待たないといけないんですが、今日に関しては、その時間が本当に長く感じますね・・・。
今日は主担当医の外来診察日という事もあり、本当に時間がかかります。
血液検査の後、約2時間ほどしてから、再び診察室へ。
さて、検査の結果としては
・インフルエンザ陰性
・肺の炎症無し
・各種感染症の兆候無し
・多発性筋炎の疑い無し
・その他血液検査の数値に異常無し
でした。
尚、この時、胸部X線撮影の映像を見たんですが、以前と比べ、非常に綺麗な状態で、炎症の影がすっかり消えています。
やはり、ブレオマイシンを抜いたのが良かったようですね。
で、検査結果に異常が見られないにもかかわらず、何故、痛みが出ているのかに関してなんですが、主担当医の見立てとしては、おおよそ以下の様なものでした。
・今回、白血球数の戻りが非常に早い。
・これは、言い方を変えれば「白血球の異常増加」が起きているとも言える。
・こうした現象が起きた場合、サイトカインが異常に分泌される事がある。
・サイトカインには色々な種類があり、中には痛みを伴うタイプの物もある。
・今回の疼痛は、そのタイプのサイトカインの急激な分泌が原因なのではないか。
なるほど・・・この見立てには非常に納得しました。
つまり、今回の僕の症状はリウマチに似ているという事になるのではないでしょうか。
もしそうだとすると、リウマチというのは非常に辛いんですね・・・今回、身を以て知りました。
身体を動かそうとしても痛いし、じっとしてても痛くて、どうしようもありません。
とりあえず、痛み止めとしてアセトアミノフェンの錠剤とロキソプロフェンの錠剤を出してもらいました。
ただ、主担当医としては、血小板の減少は出来るだけ避けたいとの事で、ロキソプロフェンは極力服用を控えるように言われます。
病院から帰り、アセトアミノフェンの錠剤を飲んでみますが、正直、全くと言って良いほど効かないですね・・・。
ロキソプロフェンを飲むかどうか迷いましが、眠気が襲って来た事もあり、とりあえずは眠ってやり過ごす事にします。
とにかく、なるべく早く痛みが治まってくれるのを願うしかありません。
・・・・・が、実はここから約一週間、身体の痛みは続きました。
勿論、徐々に楽になっては行きましたが。
この体調悪化が、ブログを休止するきっかけとなってしまいました。
今回は本当に辛かったです。
抗がん剤治療その⑧ AVD療法2クール目後半
2017年10月20日(金)曇り。
台風21号が近付いて来ています。
今日はAVD療法2クール目後半。
いつものように総合受付を済ませ、まずはオンコロジーセンターへ向かいます。
受付に行くと、今日は非常に患者さんが多いですね・・・椅子が空いてません。
僕はいつも金曜日の午前10時に受付に行っているんですが、金曜日の午前中に治療を行なう人が増えたんでしょうか。
あまり詳しくは観察してないんですが、そう言えば何となく、見かけない人が多いような気もしますね。
15分ほど待っていると名前を呼ばれ、ライン取りと採血・採尿を行ないます。
今日のラインは、前回とは逆の右腕肘関節内側付近から取ってもらいました。
その後、血液内科へ向かい、まずは処置室で看護師さんとの問診と、各種バイタルチェックです。
体調としては、前回の治療時からは特に目立った変化はありません。
若干、血圧が高く、体重が増えていますが、まぁ、誤差の範囲内でしょう。
その後
「今日は診察室が空いていないので、血液検査の結果が出るまで、このまま処置室でお待ち下さい」
と看護師さんに言われます。
しばらく待っていると、血液検査の結果を持って、主担当医がやって来ました。
で、今回の好中球の数は260個/μl・・・検査結果表に「異常値」って書いてありますね・・・。
AVD療法2クール目前半が中止になった時は140個/μlでしたから、それよりはマシという状態ですが、基本的に500個/μlを下回ると各種感染リスクが非常に上がります。
よって、抗がん剤治療を中止したり、行なうにしても入院をするケースもあるようなんですが、今回は「ギリギリ」このまま治療を行なうという判断に。
それにしても、これまでの血液検査の経過を見ていると、抗がん剤による骨髄抑制の程度は段々ひどくなって来ています。
薬剤が、本来の「ABVD」4種類から「AVD」3種類に減っているにもかかわらず、抗がん剤投与後2週間での白血球の減少が激しいですね。
白血球全体では、前回の治療前は7500個/μlあったんですが、今回は2600個/μlへ減少。
1回の治療で、これだけの落ち込みは初めてです。
まぁ、それだけダメージが蓄積しているって事なんでしょう。
さて、改めてオンコロジーセンターへ向かいます。
今回、担当して頂いた看護師さんは、抗がん剤の副作用についての勉強が非常に熱心な方で、僕の症状や対策等について色々と聞かれました(後に分かった事ですが、この看護師さんは、この分野では非常に有名な方のようです)。
まずは血管痛についての感覚を聞かれたので
「表面に細かい針の付いた手袋をはめた手で血管を締め上げられている感じ」
と伝えてみました。
その看護師さんは、血管痛とは「血管がある所の腕の痛み」だと思っていたとの事で、血管がダイレクトに痛むというのは少し意外だったようです。
まぁ、これは僕の感覚であって、他の方は「腕が痛い」と感じるのかも知れませんね。
で、僕の方は
「最近、良く足がつるんですが、こういう人っていらっしゃいますか?」
と聞いてみました。
すると、その看護師さん曰く
「私の知っている限り、末梢神経に影響が出るタイプの人には足がつる人が多いですね。しかも、割と激しくつるようです」
確かに、つり方は激しく、寝ていても飛び起きてしまうレベルです。
翌日、ふくらはぎや脛、また足の裏に痛みが残ってしまう程。
ただでさえ薬剤性睡眠障害があるのに、これが出ると更に眠れなくて参ります。
その後も、抗がん剤の副作用や、その対処法等について話したんですが、色々な事例や対処法等が聞けて、僕としても非常に参考になりました。
こういう看護師さんが増えると良いですね。
さて、今回でABVD療法2クールとAVD療法2クール、合計8回の治療を終えました。
当初の予定とは少し異なる経緯を辿りましたが、これで僕のホジキンリンパ腫に対する基本的な抗がん剤治療は終了です。
次は約2週間後(11月4日)に再度PET-CTを撮影し、治療の奏功具合を評価。
その結果、抗がん剤治療が奏功していれば放射線治療に移行し、仮に上手く行っていなければ救援療法を検討する事になります。
救援療法は本当に勘弁して欲しいですが、果たして、どうなる事やら・・・。
ブログ再開のお知らせ
皆様へ
しばらくブログを休止していましたが、ようやく再開させて頂きます。
10月27日に記事を公開して以来となりますので、ちょうど1ヶ月ぶりとなりますね。
その記事の中で「あと数日で再開出来るのではないかと思います」と書いていたんですが、その後も色々あって、随分と時間が経ってしまいました。
ブログを休止していた間、特に前半は極めて体調が悪く、にもかかわらず仕事を休めないという状況が続いておりまして、さすがにブログを書くような気力も体力もありませんでした。
が、現在は基本的には体調も戻り、仕事の状況も何とか落ち着いて来ています。
本当に「間」と言うか、巡り合わせが悪く、状況が悪くなるのは体調か仕事、どちらか一方だけにしておいて欲しかったですね・・・。
ブログの再開にあたりまして、一応、僕の病気に関する現状を少しお伝えしておきますと、基本的には良い方向に向かっています。
当然、まだ治療は続いており、今後、何が起こるかは分かりませんが、とりあえず、最悪の状況は回避出来てはいます。
この辺りの状況等を含めた最近の経緯につきましては、おいおい、お伝えして行ければと思います。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
お知らせ
ブログをお読み頂いている皆様へ
現在、予想外に体調が悪い状態である事に加え、仕事等の状況も煩雑である事もあり、しばらくブログが更新出来ておりません。
とは言え、恐らく、あと数日で再開出来るのではないかと思います。
このような状況である事をご報告差し上げる必要があるのかどうか迷いましたが、このブログの内容が、一応、闘病系のものである事から
「何かあったんじゃないか?」
と思われている方がいらっしゃるといけないと思い、念の為、お伝えする次第です。
闘病系のブログを拝見していると、ある時から突然、更新が途絶えてしまっているものも多々お見かけします。
個人的には、そういうブログを見ると、何と言うか、ちょっとモヤモヤした感じがしてしまいます。
なので、このブログに関しては
「不測の事態である場合を除き、ブログを終える時は、その旨をきちんと宣言する」
という事をルールの一つとしています。
せっかく始めたブログですから、出来れば、ずっと続けて行きたいですけどね。
そういう訳ですので、今しばらく、お待ち頂けますと幸いです(「別に待ってねーよ」とか言われそうですが)。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
食欲の無い時は
2017年10月7日(土)晴れ。
抗がん剤治療を行なった日には良くある事なんですが、昨夜は全く眠れませんでした。
眠ろうとすると、何と言うか、息苦しい感じになり、目が覚めてしまいます。
仕方が無いので、ネットを眺めたり、本を読んだりしているうちに朝になり、朝食を食べた後、ようやく眠れそうな感じになって来ます。
10時頃から暫く寝て、目が覚めると、時間は午後3時を回っていました。
うーん、リズムがメチャクチャになってますね・・・週末のうちに立て直さなければいけません。
いつも週末は、スーパーに色々と買い出しに行かなくてはならないんですが、今日はその前に、ちょっと寄りたいお店があります。
実は前日の夜、近所の蕎麦居酒屋みたいな所に初めて行ってみました。
蕎麦自体は、それほど僕や妻の好みでは無かったんですが、色々と使い勝手が良い店ではありました。
この店で特筆すべきなのは酒類のチョイスのセンスで、とにかくコストパフォーマンスの良い物をズラリと取り揃えています。
仕入れ担当者は相当の呑兵衛ですね。
そういうラインナップの中に、あまり見かけない物もチラホラと混じっています。
品揃えの良質さから類推するに、当然、良い物なのだろうと想像し、俄然、興味が湧いてきます。
その中で、昨夜、初めて飲んでみた「XXIV」という芋焼酎が、僕としては非常に気に入りました。
帰宅後、調べてみると、これは「晴耕雨讀」などを作っている「佐多宗二商店」の焼酎のようです。
で、その焼酎を売っている店が近くに無いかと探してみた所、自宅から車で40分位の所にある酒屋さんに在庫がある事が判明。
早速、買いに行く事にした訳です。
お店に入ってみると、品揃えの豊富さに圧倒されます。
管理もバッチリ。
有名店のようで、お客さんも非常に多いですね。
芋焼酎のコーナーへ行くと、お目当ての「XXIV」の他に、限定品の「LXX」も1本だけ売っています。
予定にはありませんでしたが、これは買うしか無いでしょう。
「LXX」については、レジで「こちらは贈答品ですか?」と聞かれましたので、やはり、かなり珍しく、愛好家に熱心に支持されるタイプの商品なんでしょうね。
酒屋さんで買い物を済ませた後は、いつものスーパーへ。
必要な物を色々と買い求め、帰宅します。
で、帰宅後、先程買った焼酎を飲んでみました。
あまり詳しく述べるのは控えますが「XXIV」は昨夜飲んだ通り、雑味が無いながらも複雑な味と香り。
華やかな感じのする、美味しいお酒です。
「LXX」の方は「XXIV」よりも更に香りが立っていて、一層華やかな印象。
一瞬「XXIV」よりもスッキリした飲み口に感じますが、舌に感じる厚みは、こちらの方が一枚上で、非常に美味しいですね。
うん、これは、なかなか良い買い物が出来ました。
大事に飲みつつ、二つ共、常備品に加えたいと思います。
さて、今日の夕食は、娘のリクエストで豚の生姜焼きです。
我が家の生姜焼きのタレのレシピ(3人前位)は以下の通り。
酒:大4
醤油:大3
みりん:大1
砂糖:少々(お好みで)
にんにく:1片(すりおろし)
生姜:大1片(すりおろし)
で、肉の種類により、少し調理法を変えています。
いずれの場合も薄く油を引いたフライパンで調理しますが、厚切り肉の場合、スキレットを使っても良いですね。
【薄切り肉の場合】
玉ねぎの薄切り(1/2玉)と共に強めの中火で炒めた後、タレを加え、更に少し炒めて完成です。
【やや厚切りの肉の場合】
肉の表面に小麦粉(もしくは、お好みで片栗粉)を薄くまぶし、中火で両面に焼き色が付く程度に焼いた後、タレを煮絡めて完成です。
【豚カツ用くらいの厚切り肉の場合】
玉ねぎのすりおろし(1/4玉)を加えた上記のタレに、肉を冷蔵庫で1〜2時間、漬け込んだ後、タレと共に火が通るまで弱めの中火でソテーして完成です。
尚、この場合、少し味がぼやけますので、お好みで醤油とみりんを少し足しても良いと思います。
また、豚肉だけではなく、鶏肉やカジキなんかで作っても美味しいですよ。
これは何の変哲も無いレシピなんですが、どんなに食欲が無い時でも、絶対に食べてしまいますね。
僕は抗がん剤治療を行なっている訳ですが、抗がん剤の代表的な副作用である「吐き気」に関しては、制吐剤との相性が良いのか、全くと言って良い程ありません。
ただ「吐き気」とまでは行かなくても「食欲不振」は、たまにあります。
がんに限った話ではありませんが、病気の治療は、食べる事が基本なので、食欲不振の時なんかにも、このレシピには本当に助けられてます。
ちなみに、今日は「やや厚切り肉」を選択。
たっぷりのキャベツの千切りと共に頂きます。
尚、僕に4枚、妻に3枚、娘に1枚盛り付けたんですが、娘が妻の分を1枚、横取りして食べてましたww
沢山食べるのは良い事だ。
でも、もうちょっと野菜も食べようね。
抗がん剤治療その⑦ AVD療法2クール目前半
2017年10月6日(金)曇りのち雨。
ちょっと肌寒いですね。
今日は、2週間前、好中球の減少により延期になったAVD療法3回目のやり直しです。
果たして今回は、無事に治療を行なう事が出来るんでしょうか。
いつものように、総合受付を済ませた後、オンコロジーセンターへ。
まずはライン取りと採血ですが、今日の担当は「神の手」の持ち主、Eさんです。
静脈穿刺が上手な方は何人もいらっしゃるんですが、僕が知る限り、その中でもEさんはズバ抜けた存在です。
ともすれば、こういう言い方は失礼になってしまうのかも知れませんが、指名料を払ってでも毎回Eさんに担当して頂きたいほどの腕前で、比喩では無く、本当に針が刺された事が分かりません。
静脈穿刺が上手な方にお会いすると、僕はいつも感謝の言葉をお伝えすると共に
「この技術は、もっと評価されてしかるべき」
という旨の話をしてしまうんですが、上手な人ほど
「いや、仕事ですからね」
とニッコリ微笑みながら仰います。
うーん、仕事に臨む姿勢が、真摯であり、謙虚であるんですよね。
勿論、だからこそ「神の手」を持つに至る訳ですが、こういう姿勢は、僕も常に忘れないでいたいものです。
採血と採尿を終えると、次は口腔外科です。
オーグメンチンが劇的に効いた事もあり、診察では「全く問題無し」との事。
前回の診察時、今日の状態によってはレントゲン撮影を行なう事も考えられていましたが「必要無いだろう」という判断となりました。
次回は2ヶ月後にフォローです。
口腔外科の後は、血液内科へ。
本日の検査の結果、好中球も含めた白血球数は正常値に戻っていました。
その他の各種数値も良好で、感染症の疑いもありません。
予定通り、本日よりAVD療法再開です。
また、主担当医に
「抗生物質の副作用だと思いますが、肌に発疹が出来ていて、痒いです」
と伝え、肌の状態を見せます。
とりあえず、今回は保湿剤としてヒルドイドを処方して貰い、様子を見る事に。
以前、娘にも良く使ってましたね・・・懐かしいです。
診察室を出て、再びオンコロジーセンターへ。
いつも通りの手順で滴下が進み、ダカルバジンの滴下準備をしていた所に、薬剤師さんがいらっしゃいました。
この方は、最初のABVD療法で入院していた際にお世話になった薬剤師さんですね。
お久し振りです。
最近の状態等について色々とお話しますが、僕の血管痛の事は、カルテを見て、ずっと気になっていたのだとか。
そういう訳ですから、前回、抗がん剤治療が延期になった事もご存知で、心配していたとの事。
いや、本当に有難い事です。
また、今日ヒルドイドが処方されている事について
「発疹や紅斑が出ましたか?」
と聞かれましたので、一番分かりやすい状態の所をお見せしました。
「うーん、これなら別の薬を出しても良いような・・・」
と呟かれましたので
「家にロコイドがあるんで、ヒルドイドで改善しなければ、それを使います」
と伝えると
「あ、なるほど」
と納得された様子。
この薬剤師さんは、僕が素人ながら薬剤や医学の知識を持っている事を良くご存知なんですが、素晴らしいのは、僕のような人間の事を「素人のくせに」と専門家ぶって見下したりしない所です。
入院中の事なんですが、実は、ある薬剤について、僕が話した事をご存知なかった事があります。
その時、この薬剤師さんは、その事について僕から素直に教わり、ちゃんと勉強して自分の物にされていました。
冒頭に触れたEさん同様、こういう姿勢を持っていらっしゃる方は本当に尊敬出来ますし、頑張って欲しいなと思いますね。
さて、そんな話をしながらもダカルバジンが滴下されている訳ですが、問題の血管痛と言えば・・・やはり、若干は出ますね。
今回、ルートを取った血管は、AVD療法1回目に使用した血管です。
以前の記事にも書きましたが、これまでの経験では、同じ血管から2回目の抗がん剤治療を行った際に血管痛が出ています。
ただ、今回は耐えられないほどの痛みではありません。
肘関節内側付近の多少太い血管なので、多少、痛みが緩和されてるんでしょうか。
何とか無事に抗がん剤治療を終え、本日のメニューは全て終了です。
受付票を再度確認しますが、胸部X線撮影の記載はありません。
実は先程、血液内科で処方箋を出して貰った際、最初はヒルドイドの処方を忘れてましたし、オンコロジーセンターでも「指示書が来ていない」と大騒ぎしていました。
これは、胸部X線撮影も、主担当医の手配ミスの可能性がありますね・・・。
本当に大丈夫なんでしょうか。
どこで家電を買うべきか
2017年9月24日(日)晴れ。
2日前に処方された抗生剤(オーグメンチン)を飲み始めて以来、劇的に口の中の痛みが減って来ています。
まぁ、効いてる訳ですから、喜ばしいことではあるんですが、ここまで効くと「ちょっと怖い」と感じるのは、身勝手というものなんでしょうか。
とにかく、それだけ免疫力が低下していたという事ですね。
さて、数日前の事ですが、仕事中に妻から電話がありました。
泣きそうな声で
「とと・・・ごめんなさい・・・テレビ、アルコールが入ったクリーナーで拭いてダメにしちゃった・・・」
と。
うーん、やっちゃいましたか・・・。
意外と知られてませんが、確かに、そういうクリーナーでテレビの画面を拭くと、コーティングが取れちゃいますからね・・・。
我が家のテレビは、10年前の日立のプラズマテレビなんですが、なかなか頑丈で壊れないので、今でも普通に使っています。
日立の家電は他にも幾つか持っていますが、本当に丈夫ですね。
帰宅してテレビの状態を確認して見ると、画面の1/3ほどのコーティングが剥がれ、ピッカピカになっています。
ただ、表面がガラスなので、白濁などしている訳ではありません。
従って「映像が見えない」という事はないんですが、黒が黒に見えませんね・・・。
話は変わりますが、これも数日前、僕がヒゲトリマーを使った後に刃を洗い、紙ナプキンに包んだままにして会社に行ってしまった結果、間違って刃を捨てられてしまうという事件も発生。
この替え刃を買う必要があります。
それから、ちょっと前からルンバのバッテリーが完全に寿命を迎えていて、これも買い換える必要がありますね。
そんなこんなもあり、更に他にも幾つか気になっている物がありましたんで、久し振りに家電量販店へ出掛けました。
まず最初に、ルンバのバッテリーを購入。
え?これ、1万円もするの?
・・・うーん、とりあえず今回は買いましたが、今後はちょっと考えないといけないかも知れませんね・・・。
次に、ヒゲトリマーの替え刃を購入します。
ここは、いわゆる「美容家電」や「健康家電」のフロアなんですが、以前から少し気になっていたダイソンのドライヤーが置いてあったので、試してみました。
ドライヤーというのは、基本的には風量が重要なのですが、ダイソンは凄いですね。
温度管理や整流技術にも見るべき物があり、感心はしましたが、さすがに5万円ってのは・・・。
妻は非常に欲しがってますが、ちょっと考えさせて下さい。
また、このフロアには「3DスーパーブレードS」というフィットネス器具が置いてある事が分かっていましたので、試してみました。
これは、少し前に、胃がんからの復帰を目指す広島カープの赤松選手が出ている番組で見かけ、ちょっと気になっていた製品です。
と言うのも、抗がん剤治療を開始して以来、確実に筋肉量が落ちている事を実感しており、体力の維持や、リハビリに活用出来る製品かどうかを確かめたいと思っていたからです。
いざ、ボードの上に立ち、スイッチを入れてみますが・・・うーん、これに関しては、僕は要らないかな・・・。
その後、オーディオ機器なんかも少し触ってみつつ、テレビの売り場へ。
ここで、初めて有機ELテレビを見たんですが、いや、これは凄い・・・今までのディスプレイとは別物ですね。
有機ELテレビは幾つかのメーカーから販売されていますが、パネルは全てLGディスプレイが供給している筈です。
が、画像処理ソフトや半導体の差なんでしょうか、ソニーの物が頭2つほど抜けているように感じました。
ただ、これも高いですね・・・。
色々考えましたが、4K放送が本格化するのは来年の12月からですので、この放送に対応したチューナーが搭載されたテレビの登場を待つ事にしますかね・・・有機ELテレビが少しは安くなる事を期待しつつ。
しかし、店舗型の家電量販店は大変でしょうね・・・。
色々と工夫はしているようですが、基本的には、物が同じなら、より価格の安いネットショップに顧客が流れてしまうのは避けられません。
街の電器屋さんなんかの場合、手厚い無料サービスを提供したり、極端なケースでは、本来の業務範囲外にまでサービス拡充し、店としての付加価値を高める事で生き残りを図っているようです。
が、そういう方向性においても、家電量販店は最も中途半端な立ち位置になってしまっているのは否めません。
消費者側にも色々な事情がありますので「どこで家電を買うべきか」については、様々な意見があると思います。
僕の場合、現物を確認してからでないと、家電は買いたくありません。
従って、余程の事が無い限り、家電量販店の店頭に出向き、そこで買う事が殆どです。
また、仮にネットで買うにしても、いつも行っている幾つかの家電量販店が運営しているネットショップで買うようにしています。
「義理立て」という訳でも無いんですが、やっぱり、他の所で買うのは気が引けちゃいますね。