無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

MRCPの結果

2018年8月1日(水)晴れ。

 

毎日本当に暑い日が続いています。

ここ数年、メディアは毎年のように「今年の夏は暑い」と言っているような気がしますが、今年は本当にちょっとシャレにならないかも知れまんね。

 

さて、今日は先週撮影したMRCPの結果を聞きに病院へ向かいます。

 

血液内科の受付を済ませて待合エリアのソファに座りますが、見たところ、今日はいつもより明らかに患者さんが少ないですね。

診察室に呼ばれるのも非常に早く、計っていた訳ではありませんが、多分、受付を済ませてから10分後には診察室に入っていたと思います。

 

これは僕が経験した中では、血液内科での待ち時間としては恐らく最短だったのではないでしょうか。

いつもは大体1時間程度は待つので驚きました・・・こんな日もあるんですね。

 

診察室に入った後、最初は例によって最近の体調等について少し話をしますが、3週間前に診察を受けた際に話した内容からの変化は特にありません。

ので、近況報告も早々に終え、主担当医から今回の検査結果を告げられます。

 

放射線科診断専門医の所見によれば、膵頭部に1cm程度の嚢胞性病変があるらしく、これは「貯留嚢胞もしくはIPMN等の嚢胞性病変と考えられる」との事です。

ただ、嚢胞内部に充実成分は見られず、主膵管の拡張も認められない事等から、とりあえず現状のところ悪性ではなさそうだという事ではありました。

 

また、胆嚢、脾臓、副腎に異常は見られません。

膵臓の他には、左の腎臓にも嚢胞があるようですが、これに関しては特に言及はありませんでした。

腎臓に嚢胞がある場合、厄介な病気としては「多発性嚢胞腎」が考えられますが、その疑いは今の所は無いという事でしょう。

 

膵臓に関しては、今後は消化器内科でフォローする事になり、8月31日に初回の診察予約を入れてもらいました。

僕を担当して下さる医師は、その日が最短の診察になるようです。

 

特に急いでいる訳ではありませんので全く問題は無いのですが、院内からの予約で1ヶ月後まで予約が埋まっているのには少し驚きました。

主担当医によれば、その医師は膵臓疾患に関しての実績が豊富との事ですので、もしかしたら多くの患者さんを診られている方なのかも知れません。

 

膵臓の病気に関しては、まだあまり勉強をしていませんので良く分からない事ばかりなのですが、これから少しずつ学んで行きたいと思います。

現段階でさらっと調べた感じでは、僕の現在の症状は確かに緊急性は低いものの、膵臓がんのリスクが普通の人に比べて飛躍的に高いという事ではあるようですね。

 

まぁ、あまり喜ばしい状態とは言えませんが、この段階で病変を発見出来ている事自体は幸運だと言えるかも知れません。

一般的に良く言われているように、膵臓の病変は普通の検診などで見つかる事は稀で、何か症状が出た時点では既に病状が進行してしまっている事がほとんどです。

 

僕の場合、悪性リンパ腫の病勢診断の為に撮影したPET-CTで「ついでに」異常が発見された為、その後の画像診断でもフォローされ続けている訳なのですが、逆に言えば、PET-CTを撮影するような病気に罹患していなければ、恐らく膵臓の病変は発見されていなかったのではないかと思われます。

 

そう考えれば「悪性リンパ腫に罹患したのは幸運だった」と言えなくもありませんが、さすがにそこまで言うのはちょっと能天気過ぎるかも知れませんね。

 

まだ専門医の診察を受けている訳でもありませんし、とりあえずは消化器内科での診察までの1ヶ月間で膵臓の病変について勉強しつつ、今後に臨みたいと思います。