無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

豊川稲荷東京別院にて毎年恒例のご祈祷

2018年1月21日(日)晴れ。

 

今日は新年恒例の、豊川稲荷東京別院でのご祈祷です。

例年、初詣代わりにご祈祷をして頂いているのですが、今年の正月は体調を崩していた事もあり、この時期となりました。

 

豊川稲荷東京別院は「稲荷」という文言がついているものの、いわゆる稲荷神社ではなく、正式には「妙厳寺」という曹洞宗の寺院です。

ただ、寺院であるにもかかわらず鳥居も立ち並び、稲荷狐も多数祀られています。

更には七福神やら身代わり地蔵に愛染明王まで祀られていたりと、何だかカオスな「お寺」ですね。

 

また、ご祈祷も一般的な寺院の感じとは違います。

太鼓と鉦を激しく打ち鳴らしながらの高速な読経は、なかなかロックな感じで、言葉は不適切なのかも知れませんが「格好良い」ですね。

ご祈祷の随所で黄色の経典(?)らしき物を、アコーディオン(あるいは「スリンキー」)のように高速でバラバラと煽る光景も必見です。

 

41歳の時に初めてこのご祈祷を受けた時は衝撃的でしたが、何と言うか「肌が合った」ようで、それ以来、毎年こちらでご祈祷を受けています。

僕は特に信心深い人間ではないのですが、年始になると、このお経を聞きたくなり、やっぱり来てしまいますね。

 

実は、娘はこのご祈祷が怖かったようで、昨年までは毎年泣いていました。

建物の雰囲気も嫌いだったんだと思いますが、廊下の段階で嫌がっていましたね。

ご祈祷の音が割と大きい事もあり、音に敏感な小さな子供にはちょっと負担が大きかったのかも知れません・・・無理やり連れて来てごめんね。

 

が、どうやら今年は平気になったらしく、余裕で座りながら周りを見渡し「あれは何だ、これはどうしてだ」などと妻に質問しています。

お姉ちゃんになったねぇ・・・何だかちょっぴり寂しいような気もしますが。

  

ご祈祷を終えると、本殿内にある祠(?ですかね・・・しかも何が祀ってあるのか良く知りません・・・)を5つほど巡り、ご祈祷料に応じた品物を頂いて帰ります。

 

ここ数年、頂く品物は各自の名前の入った木札の他、栗(?)の焼印が入ったしゃもじとお汁粉の素だったんですが、今年はジップロックとタオルという内容に大幅リニューアルされていました。

ちなみに、それ以前は「しゃもじ・お神酒・お米・お汁粉の素」というセットだったんですが、段々グレードダウンしてますね・・・。 

 

まあ、毎年お汁粉も食べていませんでしたし、しゃもじも特に使っていなかった事を考えれば、ジップロックとタオルは確実に活用すると思うので良いのかも知れません。

ただ、何というか「有り難み」みたいなものがが無いんですよねぇ・・・ジップロックの包み紙が京王百貨店の物のままというのにも妙に興ざめしてしまいますし。

 

ご祈祷では、これまでもずっと「心身堅固」とか請願していましたが、昨年は見事に悪性リンパ腫に罹患しましたので、効果のほどは・・・あ、今更気付きましたが、請願は「無病息災」とかじゃないといけなかったんですかね(笑)。

 

さて、最近の体調については、大きな問題はないものの、昨年末から出るようになった湿疹(蕁麻疹?)が未だ収まっていません。

ただ、皮膚が粉を吹くような状態は治まって来ましたので、多少は良くなって来ているのだと思います。

とは言え、夜中、体の痒みで目が覚める事も良くあり、地味に辛いですね。

 

他のクリニックに行ったとしても、さして対処は変わらなそうな気がしますし、どうしたもんですかねぇ・・・。