無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

仕事始めのはずが・・・(近所の耳鼻科にちょっと感心)

2018年1月5日(金)曇り。

 

今日から仕事始めです。

が、実は、今日になっても風邪の状態は芳しくなく、と言うか、悪化しています。

昨夜は遂に鼻呼吸が全く出来ない状況になってしまいました。

 

喉の状態も非常に悪く、唾を飲み込むと激痛に近い痛みがありますね・・・。

うがいと、氷を舐める事で少しだけ痛みを和らげるのが精一杯です。

そんな状態であるにもかかわらず、不思議と熱が出ませんので、救急窓口へ行く訳にも行きません。

 

で、その状態のまま朝になってしまいましたので、会社を休んで近所の耳鼻科へと向かいます。

昨年の仕事納めの日も休んだのに、新年の仕事始めの日まで休むとは・・・情けない。

 

この耳鼻科は今日から診療を開始したようですが、待合ゾーンは患者さんで溢れかえってますね。

初診ですので、問診票にあれこれ記入して待ちます。

この混雑状況だと結構待たされるのは覚悟していたんですが、かなりテキパキとした対応で、比較的すぐに診察を受ける事になりました。

 

ここは、とにかく効率重視であるようで、あまり患者や病気に対して丹念に向き合う感じはしませんが、かと言って、いい加減な診療をしているという訳ではありません。

また、少なくとも患者数に比べて「待ち時間が短い」という一点においては非常に優れていると言わざるを得ません。

これも都心部におけるクリニックの戦略として有効な一つの形なのかも知れませんね。

 

さて、診察ですが、まずは看護師さんによる問診からです。

既往歴として、直近まで悪性リンパ腫の治療を行なっていた事を告げると、さすがに態度が変わりました。

その後、再び待合で待つように言われ、ほどなくして医師の診察です。

 

処置内容は説明されませんでしたが、最初に細い金属の管で鼻水を吸引した後、同じような金属の管から薬液を鼻腔内に噴霧されます。

その後は医師から悪性リンパ腫の治療経過を中心に問診を受け、鼻腔の状態を詳細に確認された後、数種類の薬を処方されました。

 

医師による診療が終わると、ネブライザで吸入をするよう、看護師さんに言われます。

この病院で使っているのはオムロンの超音波式の物ですね。

ネブライザに何の薬剤を使用しているのかは、説明を受けなかったので分かりません。

 

5分間の吸入を終えると、すぐに会計。

処方箋を受け取った後は、いつもの調剤薬局へ向かいます。

 

調剤薬局では、以下の薬を受け取りました。

 

・レボフロキサシン:抗生物質(「クラビット」のジェネリック)。抗がん剤による免疫力低下時にも何度か処方された薬です。

・カルボシステイン:これは喉の炎症による膿を排出しやすくする薬のようです。

ポンタールカプセル:痛みや炎症を抑える薬のようですが、あまり馴染みはなく、良く知りません。

・レパミド:ポンタールを飲む際に一緒に飲む薬。胃の粘膜を保護する為。

 

家に帰って妻に薬を見せると、妻も似たような症状で同じクリニックに何度か行っているのですが、抗生物質としてレボフロキサシンを処方された事は無いとの事。

これは、悪性リンパ腫の治療経緯を勘案しての事なんでしょうか。

 

それにしても、医師による薬液の噴霧以降、劇的に鼻づまりが解消しており、喉の痛みも低減しています。

耳鼻科、恐るべし。

 

風邪を引いた時に内科に行く人がいますが、風邪の際は断然、耳鼻科ですね。

この数日の苦しみは一体何だったのかと思うほどの劇的な改善ぶりです。

 

しかし、驚くべき事が一つ。

実は僕の風邪は娘にも伝染したのですが、何と娘は、たったの1日で回復。

幼稚園児の免疫力で軽くキック出来る風邪なのに、これほど重症化するとは。

当然の事ながら、妻には伝染すらしませんでした・・・。

 

正月休みは風邪による寝正月でしたが、明日から通常の土日休みですので、まぁ、ここで正月気分を味わいますか。

こういう状況だった事もあり、今年は幸か不幸か、三が日の初詣を避けましたので、お参りは人混みが完全に消えた来週末にでも行く事にしましょうかね。