無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

皮膚科の受診と新たな症状(貨幣状湿疹)の発生

2018年2月15日(木)晴れ。

今日は2月7日の血液内科の診察時に予約をしてもらった皮膚科の受診日です。

 

受付票に記載されている医師の名前を見ると、以前に診てもらった方とは違いますね。

 

bonyoh.hatenablog.com

 

皮膚科の受付で待っている間に壁に掲示されている医師名を確認すると、今回の僕の担当医は皮膚科の部長のようです。

前回の皮膚科の受診も血液内科経由だったのですが、今回は主担当医が意図的に担当医を変更したのでしょうか?

 

診察室に入ると、若い女性の医師で驚きました。

が、その方の名札を見ると、当然と言えば当然ですが、受付表に記載されている医師の名前ではありません。

突然、担当医が変更になったんでしょうか?

 

やや疑問に思いながらも、とりあえず問診で、左頬から鎖骨辺りにかけての痒みが一日中続く事を伝えます。

この症状は、放射線が照射された部分の汗腺の働きが低下した事による皮膚の乾燥が原因だと思われます。

また、蕁麻疹のような物が、昼は肩から腕にかけて、その後は背中から腰、夜になってくると臀部から大腿部にかけて発生する事を伝えました。

 

一通りの診察が終了すると、女性の医師は「少々お待ち下さい」と言って診察室の奥の部屋へと消えて行きます。

そして、しばらく後に本来の担当医と一緒に戻って来ました。

なるほど、そういう事でしたか。

 

担当医は、女性の医師が作成したカルテを見ながら改めて診察を行ない、カルテを書き換えて行きます。

女性の医師は、その様子を熱心に見つつ、時折ノートにメモを取っていますね。

僕の症例が珍しかったりするんでしょうか、どうやら女性の医師の勉強の場になっているようです。

 

いや、別に構わないんですが、一応、僕にとっては二度手間でもありますし、一言、断りがあっても良いんじゃないかなぁとは思うんですが・・・まぁ、お役に立てて何よりなんですけどね。

 

診察の結果、当面の所、放射線照射部への対処用にヒルドイド、蕁麻疹に対しては抗アレルギー薬(ビラノア錠)を処方するので、それで様子を見るように言われます。

抗アレルギー薬が処方されたのはちょっと意外でしたが、担当医によれば、抗がん剤治療後に蕁麻疹が出るようになった症例などに対しても有効なのだそうです。

また、痒み止めとしてレスタミンコーワクリームを処方されました。

 

この日の夜も、帰宅した頃、臀部の辺りに蕁麻疹が出ました。

今日の診察で「今度、蕁麻疹の症状が出たら写真を撮っておいて下さい」と言われていましたので、妻に患部を撮影してもらいます。

いい歳したおっさんがズボンを下ろしてお尻の写真を撮られるって、何だかマヌケな感じがしちゃいましたが。

 

また、処方された痒み止めを患部に塗ってみたところ、非常に良く効き、痒みが割とすぐに治まりました。

夜中に痒みで目が覚めて眠れなくなる事もありますので、これはありがたいですね。

また、昼間も痒みが出る事が度々ありますので、とりあえず仕事用のバッグに入れておきましょう。

 

続く226日の診察時には、前回いた女性の医師は同席しませんでした。

 

この日の段階で、蕁麻疹の症状は割と改善して来ています。

前回処方してもらった薬が効いているのかも知れません。

蕁麻疹が発症した時に撮影しておいた写真を担当医に何枚か見せましたが、特に問題は無いようです。

 

また、新たに貨幣状湿疹と思われる症状が3箇所(両足首と右肩の辺り)に発生しており、割と強い痒みがある事を伝えます。

ただ、担当医によれば、これに関しても特に重篤な症状では無いとの事。

 

今回の診察の結果としては、とりあえず現在の薬を継続しつつ、貨幣状湿疹に対しては、新たにステロイド剤(メサデルム軟膏)とヒルドイドを混合した軟膏を処方してもらい、様子を見る事になりました。

 

次回は3週間後(319日)に診察予定です。

 

それにしても、抗がん剤治療終了後4ヶ月以上、放射線治療終了後2ヶ月以上も経ってから新たな症状が出て来たのは意外でした。

まぁ、命と引き換えの治療だった訳ですから、それだけ身体に負担がかかったのも当然の事なんでしょうが、今後もまだまだ何か出て来たりするんでしょうかね・・・。