無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

病気のせいで

2017年7月24日(月)曇り。

 

前回の闘病系の記事から約1週間が経過しています。

その間、色々とあったと言えばありましたし、何も無かったと言えば無かったですね。

迷ったんですが、この間の事は、とりあえずは記事にしない事にします。

 

さて、この日の朝なんですが、どうしても上手く起きられませんでした。

熱があるように感じたましたので、測ってみると37.8℃。

一応、熱が38℃を超えた場合、病院に知らせる事になっているのですが、これは微妙ですね・・・。

 

今日に関しては、ちょっとオフィスに行かなくては具合が悪い用事もありましたので、何とか頑張って出掛けます。

 

あまり本調子ではありませんでしたが、何とか仕事を終え、帰宅したのは22時30分頃。

が、驚いた事に、娘がまだ起きています。

聞くと、今日一日、妻と娘は何かとケンカしてして、まだ夕食も済んでいないとの事。

 

一体何があったのか、妻から聞きますが、話の内容からは、何と言うか、何故そこまで揉めたりしないといけないのか、今ひとつピンと来ません。

実際の所、妻も訳が分からないらしく、かなりイラついています。

娘は、ずっとベソをかいており、雰囲気は最悪です・・・。

 

こういう場合、往々にして正確な理由等は分からないものなので

「とにかく皆でゴハンを食べで、今日のところはグッスリ寝よう」

と提案します。

一晩寝る事で解決される事もあると思うんですよ、本当に。

それでも解決出来なければ、改めて考えましょう。 

 

妻が食事の用意をしてくれている間、まずは娘と、何も言わずに遊びます。

しばらく遊んでいるうちに、娘も段々と落ち着いて来た様子。

そこで、今日、何があったのか、娘にも少し聞いてみました。

最初のうちは何も喋ってくれなかったのですが、しばらくすると出て来たのは

 

「幼稚園に行けないのが嫌なの」

そして

「お友達と遊べないのが嫌なの」

という言葉。

 

ここからは僕の勝手な想像なので、何の確証もありません。

 

現在の家は、娘の幼稚園の隣にあり、お友達が水遊びをしている様子等が窓から見える環境です。

で、この日、妻と娘は都内某所のプールに行っており、そこで2人とも不機嫌になるような事があったのだという事は、妻から聞きました。

 

あくまで想像でしかありませんが、楽しそうに水遊びしているお友達と、そこに参加出来ない自分や、水遊びが全く楽しくなかった自分を比べて、溜まっていたフラストレーションが爆発したのではないでしょうか。

 

この想像が正しかろうが正しくなかろうが、娘が幼稚園に行けていないのは100%僕の病気が理由であり、本当に申し訳無いとしか言えません。

 

その事について落ち込んでいると、突然、娘がリビングを走って出て行きました。

何事かと思っていると、小さな身体で、寝室から扇風機を抱えて戻って来ます。

 

「え?どうしたの?」と聞くと

「おととが暑くて元気が無くなっちゃったのかなと思って」と。

 

・・・・・不覚にも涙が。

妻も丁度、一連のやり取りを傍から見ており、やはり泣いています。

 

どんな理由があるにせよ、子どもを不安にさせたり、気を遣わせたりするような事があってはいけませんね。

少なくとも、笑顔でいなくては。

 

その後、みんなで夕食を食べ、一緒に寝ます。

 

ただ、実は現在、口内炎の影響で食事に支障が出て来ており、正直、あまり楽しい感じで食事は出来ません。

食後は、久し振りにデキサルチンの軟膏を使用。

この薬、あんまり効く感じがしないんですが、これしか無いので仕方ありませんね。

 

また、この日初めて、先日処方してもらった睡眠薬を飲んでみました。

・・・・・結論として、全く効きません。

 

僕は割とアルコールに強く、そういうタイプの人間には睡眠薬が効きにくいと聞きますが、そのせいなんでしょうかね。

 

薬の処方時、主担当医は

「最初は1錠ではなく、半分でも良いと思いますよ」

とか言ってましたが、とんだ見当違いです。

 

うーん、睡眠薬は切り札だと思っていたので、ちょっとショックですね。

睡眠障害対策、どうしよう?