無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

8月3日から4日にかけての事(特に「ちゃんぽん事件」について)

2017年8月3日(木)曇り。

この日は朝から体調が悪く、ついに会社を休んでしまいました・・・。

 

抗がん剤治療後、5〜6日後に最も体調が悪化するのは、これまで通りではあります。

が、よく考えれば、その「程度」が、回を重ねる毎に、だんだんと酷くなっているような気がしますね。

 

まず、本当に眠りの質が悪いです。

睡眠が非常に浅く、短時間(下手すると1時間位)寝ると、すぐに起きてしまいます。

これでは全く疲れが取れないどころか、逆に頭がぼんやりするだけで、かえって疲れてしまう感じがする事もしばしば。

 

また、身体の節々や、至る所、とにかく痛くて、とにかくダルいです。

熱も出てはいますが、とりあえず今の所、38℃には至っていません。

 

一応、抗がん剤治療は終了したので、ここが体調の底であって欲しいと願います。

が、骨髄抑制のピークは、理論値では来週の筈。

これまでも抗がん剤治療の10日〜12日後位に体調の悪化がありましたので、気を付けなければいけません。

 

この日は、食事もそこそこに、ほぼ一日中、寝てました。

ちゃんと食べないといけないんですが・・・。

 

1日休んで、翌日の金曜には、何とか体調も持ち直しました。

朝の段階では、まだ、あまり食欲は無いですが、トマトを2個だけ食べました。

 

でも何か、トマトを食べたら気分がスッキリして、良かったです。

きっと身体にとって必要だったんでしょうね。

 

さて、昼食時の事。

この日、所用で出かけていんですが、出先で久し振りに「長崎ちゃんぽんリンガーハット」のお店を見かけました。

 

昨日、あまり食事をしていなかった事もあり「ちゃんぽんだったら品目も多く摂れそうだな」と思って入店します。

メニューの中から「野菜たっぷりちゃんぽん」を選びました。

 

ほどなくして、ちゃんぽんが運ばれて来ます。

「野菜たっぷりちゃんぽん」は、野菜480g、麺200gと、中々の「盛り」なんですが、どうやら食欲も回復傾向にあり、何とか行けそうです。

 

早速、頂きますが、ここで衝撃の事実が・・・・・。

 

何と、ほぼ「全く味がしない」のです。

これには正直、驚きました。

 

本当に、何も味がせず、感じるのは温度と食感だけ。

 

よく、抗がん剤治療中の患者さんの体験記等で

「粘土を食べてるみたい」

と言った類の表現を見かける事がありますが、まさしく、そんな感じです。

 

いや、この食事は・・・なかなかの苦痛ですね・・・。

ちゃんぽんって、比較的、味が濃い食べ物だと思ってたんですが・・・。

こんな事なら、せめて量の少ない、普通のちゃんぽんにしておけば良かった・・・。

 

確かに最近、若干の味覚障害、特に塩分に対する感受性が下がっている事は自覚していました。

ただ、基本的には「味が薄く感じる」事はあっても、決して「味を感じない」という事はありません。

 

これは、僕自身の問題なのか?

それとも、僕の皿に限った問題なのか?

 

稀にチェーン店でも、そういう事(調理ミス)は当然ありますし、実際、僕自身も過去に経験した事はありますが・・・うーん、本当の所は分かりません。

 

仕事を終えて帰宅し、妻に「ちゃんぽんの味が全くしなかった」事を伝えると

「えー!?ウチのゴハンは大丈夫かな・・・」と言いながら、やや不安気に夕食を出してくれます。

 

さて、果たして我が家の夕食は・・・・・うん、どの料理も、きちんと味がしました。

 

これには、さすがに一安心。

特に味付けを濃くしてもらっている訳では無いので、大丈夫だと思うんですが・・・それにしても、今日の「ちゃんぽん事件」は謎です。

 

余談(なのか?)ですが、この日の就寝前、右腕にも血管痛が発生している事に気付きました。

 

何か「腕に違和感があるな」と思って見てみたら、左腕ほどではないものの、やはり血管が「焼けて」いるのが確認出来ます。

 

幸い、左腕の時とは違って「眠れない」ほどの痛みは感じませんが・・・やっぱり、抗がん剤の影響はデカイですね・・・。