無知の知菴 〜悪性リンパ腫罹患者の日常〜

結節硬化型古典的ホジキンリンパ腫と診断され、経験した事、学んだ事、思う事。

確定診断までの経緯その⑩ エコーの結果を聞きにS病院のクリニックへ

2017年4月4日(火)晴れ。

エコーの結果を聞きに、S病院のクリニックへ向かいます。

 

担当の医師によれば、首の左側のリンパ節が全体的に腫れているとの事。

まあ、当然ですが、J病院のMRI検査の結果と同じですね。

 

で、このクリニックでの診察は今日迄で

 

「S病院の血液内科の方で詳しく診て貰う事にしますんで、予約を取りましょう」

 

との事。

パソコンでS病院の血液内科の予約画面を見ながら、どの先生にするか少し悩んでいる様子。

7〜8人の候補の中から、まず2人に絞り、片方の医師が選ばれました。

 

さすがに、何を基準に選んだのかは軽々しく聞けませんので、この医師が選ばれた理由については憶測でしかありません。

が、帰宅後にS病院のサイトを見て、2人の中から1人が選ばれた過程を考慮すると、僕としては「なるほどな」と思える理由もありました。

 

繰り返しになりますが、現段階では憶測に過ぎないで、いつか(例えば治療終了後に)突っ込んで確認してみたいと思います。

 

ここで、J病院からの紹介状と、MRIの画像が入ったディスクを持って来ている事を告げ、これらをどうするべきか尋ねます。

 

「紹介状を見せて頂けますか」

 

と言われたので渡すと、受け取った医師は、その場で開封して中身を読んでいます。

あの、一応、S病院の血液内科宛の紹介状であって、このクリニックの総合内科宛の物ではないんですけど、開けちゃったりして大丈夫なんですかね?

 

クリニックの医師は、紹介状の事については何のコメントも無く

 

「ディスクはS病院の先生に渡して下さい」

 

とだけ。

うーん、何と言うか、全体的にJ病院からの物に対する扱いが、非常にぞんざいな感じがします。

僕の気のせいかも知れませんが。

 

それから、この後、採血をしてから帰るように、医師から指示を受けます。

 

前回と同じ場所で採血を受けますが、今日、担当して頂いた看護師の方は、前回の方とは違い「普通」かなと。 

勿論「普通」というのは「普通に上手=手際が良くて全然痛くない」という意味ですよ、念の為。

 

尚、今回の採血は、前回と比べて少な目(確か3〜4本)でした。

採血終了後、会計を済ませ、オフィスへ向かいます。

 

仕事の合間に、クリニックで貰った明細をチェック。

医師の意図が透けて見えますね。

 

医師の説明によれば、今回の血液検査の意図は「前回の検査時からの変化を見る為」との事でした。

尚、今回の検査項目数は、前回からグッと減って8項目。

全て前回の検査時にも含まれていた項目で、新たに追加された項目はありません。

 

内訳としては「抹消血液像」という、血球のバランスや形態の異常等を見る検査が1項目。

あとは、前回の検査で基準値内だった5項目と、基準値外だった2項目がチョイスされています。

 

前回の検査で基準値内だった5項目は、主に肝臓周りの項目ですが、前回の検査項目に入っていた「γ-GTP」や「ALB」は、今回は入っていません。

前回の検査で基準値外だった2項目は「C反応性蛋白」と腫瘍マーカー「可溶性IL-2レセプター」。

 

これらの事から、僕なりの判断ですが、恐らく

 

EBウイルス等の感染由来を含む悪性リンパ腫及び白血病

 

といった感じの事が、強く疑われているのだろうと思います。